仮想通貨の税金はいくら?確定申告のやり方を解説【2026年最新版】

税金

 

2026年、日本の仮想通貨(暗号資産)税制は大きな転換点を迎えました。長らく「雑所得として最大55%」という重い税負担が課せられてきましたが、税制改正により、多くの銘柄で「20.315%の申告分離課税」への移行が始まりました。

しかし、「改正されたから安心」と放置するのは禁物です。

2025年分の利益(2026年2月〜3月申告分)は依然として旧制度が適用されますし、新制度でも「どの銘柄が対象か」「計算はどうやるのか」という疑問は尽きません。

本記事では、2026年現在の最新ルールに基づき、仮想通貨の税金と確定申告のポイントを徹底解説します。

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2026年最新:仮想通貨の税率はいくら?

現在、仮想通貨の税金は「いつの利益か」と「何の銘柄か」によって2つのルールが混在しています。

2025年分の利益(旧制度:最大55%)

2026年の2月〜3月に確定申告を行う「2025年1月〜12月分」の利益は、原則として「雑所得(総合課税)」です。

給与所得など他の収入と合算され、所得が多いほど税率が上がる累進課税が適用されます。

 

課税される所得金額所得税率住民税率合計税率
195万円以下5%10%15%
330万円超 〜 695万円以下20%10%30%
900万円超 〜 1,800万円以下33%10%43%
4,000万円超45%10%55%

 

2026年分の利益(新制度:一律20.315%)

2026年1月1日以降の取引から順次導入された新制度では、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの「特定暗号資産」の売却益が、株やFXと同じ「申告分離課税」の対象となりました。

  • 税率: 一律 20.315%(所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%)
  • 損失繰越: 3年間の損失繰越控除が可能に。

【注意!】 全てのコインが20%になるわけではありません。

マイナーな「草コイン」やNFTの取引、ステーキング報酬などは、引き続き「雑所得(最大55%)」として扱われるケースがあるため、注意が必要です。

 

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確定申告が必要なのは「いくらから」?

仮想通貨で利益が出ても、全員が確定申告をする必要はありません。

主な基準は以下の通りです。

  • 会社員(給与所得者): 仮想通貨の利益を含む「給与以外の所得」が、年間20万円を超えた場合。
  • 個人事業主・学生・主婦: 全ての所得の合計が基礎控除(48万円)を超えた場合。

よくある誤解として「日本円に出金(キャッシュアウト)しなければ税金はかからない」というものがありますが、これは間違いです。

税金が発生する「4つのタイミング」

仮想通貨の税金は、以下の「利益が確定した瞬間」に発生します。

  1. 仮想通貨を売却したとき: 買った時より高い価格で日本円にした場合。
  2. 仮想通貨同士を交換したとき: (例:BTCでETHを買った)。この時「BTCを時価で売ってETHを買った」とみなされます。
  3. 仮想通貨で買い物をしたとき: 決済時の時価と取得価格の差額が利益になります。
  4. マイニングやステーキング: 報酬を受け取った瞬間の時価が所得となります。

利益(所得)の計算式は以下の通りです。

Profit = S – (A + E)

  • S:譲渡価額(売却時の価格)
  • A:取得価額(購入時の価格)
  • E:譲渡経費(取引手数料など)

 

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確定申告のやり方:5つのステップ

2026年現在は、スマートフォンとマイナンバーカードを使った「e-Tax」が主流です。

  1. 年間取引報告書の入手: 利用している取引所から、1年間の取引がまとまったCSVやPDFをダウンロードします。
  2. 損益計算: 複数の取引所を使っている場合、手計算は「地獄」です。「Cryptact(クリプタクト)」や「Gtax」などの自動計算ツールを使いましょう。
  3. 所得区分の確認: 2026年分の申告からは「分離課税分」と「雑所得分」を分けて集計する必要があります。
  4. 確定申告書等作成コーナー: 国税庁のサイトで、計算した金額を入力します。画面の指示に従えば、自動で税額が計算されます。
  5. 送信・納税: e-Taxで送信し、振替納税やコンビニ支払いで税金を納めます。

税務署は見ています:バレないは通用しない

「海外取引所だから」「少額だから」と申告をサボるのは非常に危険です。

2026年現在、各取引所から税務署への「支払調書(報告書)」の提出が義務化されており、税務署は個人のウォレットや取引履歴をかなりの精度で把握しています。

無申告が発覚すると、本来の税金に加えて「無申告加算税」や「延滞税」という重いペナルティが課されます。

まとめ

2026年の仮想通貨税制は、投資家にとって「有利だけど複雑」な状況です。

  • 2025年分(今すぐ申告):最大55%の雑所得。
  • 2026年分(来年申告):主要銘柄は20%の分離課税。

「税金のせいで利益が吹き飛んだ…」とならないよう、早い段階から損益計算ツールを導入し、自分の現在の利益を把握しておくことが、賢い投資家への第一歩です。

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